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ネームサーバーの変更とドメイン移管について初心者向けに解説する

time 2017/06/06

 いきなりネームサーバーを変更して下さい。なんて言われて、は?となった人の為に、ネームサーバーとは何なのか?それを変更するとはどういうことなのか?じっくり分かりやすく解説したいと思います。

 あと、ついでに、ドメインの移管ってどういうことなのか?その辺も解説します。分かってしまえば簡単なことなのですが、web初心者にはちょっと頭混乱しがちなところだと思います。

 ネームサーバーの設定を間違うとサイト自体が表示されなくなりますので、よく読んで理解してからネームサーバーの変更、あるいはドメイン移管に臨むようにして下さい。

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webページが表示される仕組み

 ネームサーバーうんぬんの前に、まずwebページが表示される仕組みについて簡単に説明したいと思います。

 URLって知ってますよね?ブラウザで、あるURLにアクセスすることでそのページを見ることが出来ます。

 URLの頭に付いているhttp://というのはhttpプロトコルという通信方法を宣言しているものです。今回の話に限っては特に関係はないのであまり気にしないでおきましょう。

 URLというのは1つのファイルを指し示しています。ある1つのファイルを読み込む為のリクエストがいわゆるURLです。

 例えばhttp://wp-material.net/test/nameserver.htmlというURLにブラウザでアクセスすることで、
wp-material.netで指し示されるコンピュータ内の
/testというディレクトリに置いてある
nameserver.htmlという名のファイル
を読み込むことができます。

 ドメイン(wp-material.net)はこの世の何処かにあるコンピュータを指し示しています。コンピュータというかいわゆるサーバーです。

 wp-material.netで指し示されるサーバー内の/testというディレクトリに置いてあるnameserver.htmlにアクセスする為のURLがhttp://wp-material.net/test/nameserver.htmlだということです。

 実際、wp-material.net/testで指し示されるディレクトリに、nameserver.htmlというファイルを置いてあります(僕が自分で置いたものです)。

 そしてそのファイルの中身は以下のようになっています。

 ブラウザでhttp://wp-material.net/test/nameserver.htmlにアクセスすることでこのhtmlファイルをwebページとして見ることが出来ます。

ドメインが示す場所(ディレクトリ)

 前述の通り、ドメインというのはこの世のどこかにあるサーバーを示しているわけですが、正確にはそのサーバー内のあるディレクトリを示しています。

 ならば、

  • http://wp-material.net

 という風にドメインにアクセスするっていうのは、ファイルではなくディレクトリにアクセスしていることになります。ファイルを読み込んでwebページが表示されるのは分かりますが、ディレクトリにアクセスするとは一体どういう状態なのでしょう?

 実はこのようにファイル名を書いていないURLにアクセスした場合は、そのディレクトリにあるindexという名のファイルにアクセスすることになります。つまり以下の2つのURLは同義と言えます。

  • http://wp-material.net
  • http://wp-material.net/index.html

 もし、そのディレクトリにindex.htmlが無ければ、

  • http://wp-material.net/index.php

 を読みに行ったりもします(WordPressではお馴染みのファイルです)。
※この辺のファイルの種類(拡張子)の優先順位に関してはサーバーの設定で変更することが出来ます。

 拡張子がどうとかそんな細かい話はどうでもいいのですが、とにかく、ドメインというのがこの世のどこかにあるサーバー内の1つのディレクトリを示しているということをまず理解しましょう。

 ちなみに、wp-material.netというドメインが示しているディレクトリが実際どこに存在するかというと、エックスサーバー社が管理するサーバー内に存在します。僕が借りているサーバーです。

 http://wp-material.net/test/nameserver.htmlというURLで読み込むことができるファイルはエックスサーバー社が管理するサーバー内に存在しているということです。

ドメインの管理

 ドメインが指し示す場所(サーバー)と、ドメインを管理している会社は全く関係ありません。

 既にドメインを取得している人ならご存知だとは思いますが、ドメインはドメイン管理会社(お名前.comエックスドメインムームードメインなど)から取得し、普通はそのまま管理してもらうことになります。

 ちなみにwp-material.netというドメインは、お名前.comが管理しています。もちろん所有者は僕です。

 ドメイン管理会社は、そのドメインが誰のものなのか?そのドメインが指し示している場所(サーバー)はどこなのか?といったドメインについての情報を管理しています。

ネームサーバーとは?

 ここまで理解できたら、もうネームサーバーの意味はだいたい分かります。

 かなりざっくりした説明になりますが、ネームサーバーとはそのドメインが指し示す場所に関する設定なんです。

 例えば、wp-material.netというドメインのネームサーバーがエックスサーバーを指し示す設定になっているからこそ、http://wp-material.net/test/nameserver.htmlというURLにアクセスすることで、エックスサーバー内に僕が置いたnameserver.htmlというファイルにアクセスすることが可能なわけです。

 ネームサーバーを変更するということは、そのドメインが指し示すサーバーを変更するということです。

 ネームサーバーを変更すると、同じURLにアクセスしても、実際アクセスする先が変わってしまうことになります。もちろんそのディレクトリにnameserver.htmlが無ければNot Foundです。

 例えて言うなら、ある電話番号の繋がる先を変更してしまうようなものです。全く同じ電話番号にかけたのに全然違う人が出ることになります。

 ネームサーバー(そのドメインがどのサーバーを指し示しているか)が、如何に重要な項目なのか分かると思います。

 このネームサーバーの仕組みは、DNS(Domain Name System)と呼ばれる全世界規模で包括的に運営されているシステムです。「DNSサーバー」等で検索すると詳しい情報が見れますのでもっと知りたい方は勉強してみて下さい。

どういう時にネームサーバーを変更するのか?

 では、どういう場合にネームサーバーを変更するのかと言うと、例えば運営中のサイトのサーバーを移転したい場合等です。

 お名前.comからエックスサーバーにWordPressサイトを引っ越しする方法に詳しく書いてありますが、僕は先日、お名前.comサーバーで運営していたサイトをエックスサーバーに移転しました。

 詳細は上記の記事を見てもらうとして、サーバーを移転するにはまず移転先サーバー上に移転元サーバーの状態を再現します。

  1. エックスサーバー上にwp-material.netというディレクトリを作る
  2. お名前サーバー上のwp-material.net以下のディレクトリの状態を、エックスサーバー上のwp-material.netディレクトリ下に再現する(WordPressの場合はディレクトリとは別にDBもコピーしておく必要があります)

 この時点で、お名前サーバー上のwp-material.netディレクトリと、エックスサーバー上のwp-material.netディレクトリは全く同じなので、どちらにアクセスしても全く同じwebサイトが表示される状態です。
※実際は、参照するDB情報(パスワード等)が書かれたファイル内容はそれぞれ別物にする必要があります。

 ですがもちろん普通にブラウザでhttp://wp-material.netにアクセスすると、お名前サーバーの方のwp-material.netディレクトリにアクセスすることになります。ネームサーバーの設定がそうなっているからです。

 この状態で、ドメイン管理画面(僕の場合はお名前.comのドメインNavi)にてwp-material.netのネームサーバーを変更します。wp-material.netというドメインが示す場所をお名前サーバー上のwp-material.netからエックスサーバー上のwp-material.netへと変更するわけです。

 具体的には5つあるネームサーバーを全てエックスサーバーのものに変更します。

 そうすることで、http://wp-material.netというリクエストは、エックスサーバー上のwp-material.netディレクトリへと繋がることになります(普通に見る限り、閲覧者はどちらに繋がっているのかは分かりません)。

 これがネームサーバーを変更するということです。

 なお、ネームサーバーの変更というのは、上述したように世界規模で運営されているDNSの設定を変えることになるので、すぐには切り替わりません。完全に切り替わるにはだいたい24時間程度かかります。

 ディレクトリ名とドメインは根本的に違うものです。ちょっと混乱しがちなところですが、頭を整理してよく読むようにしてください。ドメインは世界で唯一無二の識別子ですが、サーバー上のディレクトリ名はあくまでローカルなものです。違うPC内のそれぞれに全く同じディレクトリ名を付けても何ら問題ないのと同じです。ドメインがどのサーバー上のディレクトリを指し示しているかを決めるのがネームサーバーの働きです。

ドメインの移管とは?

 ドメインの移管というのは、実に単純な話で、ドメインを管理する会社を変更するだけです。

 上述したようにドメイン管理会社は、そのドメインの所有者、ネームサーバーの設定などを管理し保証してくれています。

 その中身(管理されている情報)はそのままに、管理する会社を変更するだけです。

 この場合、webページ自体には何の影響もありません。ネームサーバーを変更する時のように移行するのに時間がかかるものでもありません。もちろん移管元と移管先の間での事務手続きや処理には時間がかかりますが、変更自体はただ籍を移すだけのことです。

 具体的なやり方は各管理会社によって違うのでアレですが、ざっくり説明すると以下のような段取りになります。

  1. 移管先の管理会社に、移管したいドメインを申請する
  2. 移管先の会社から移管元の会社へと連絡が行き、移管処理が進む
  3. 移管元の会社から、「あなたのドメインの管理を〇〇社(移管先)に移管しますよ。」っていう通達が来る
  4. 拒否しなければ数日以内に移管は完了

 移管が不可能な条件などもあるので、詳細はご自身のドメイン管理会社のサポートで調べてみて下さい。

 というわけでご理解いただけましたでしょうか?

 ちなみにWordPressでブログ運営するなら、サーバーはエックスサーバーがおすすめです。サーバーの安定感が抜群です。管理画面も使いやすくて良い。

 お名前.comサーバーに不満がある人はお名前.comからエックスサーバーにWordPressサイトを引っ越しする方法を参考にして引っ越ししてみて下さい。レスポンスも早くなるし意味不明なサーバーエラーに見舞われることもなくなりますよー。

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Nobuo_CREATE

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WordPressテーマPrincipleを作ったり、Androidアプリを作ったり、Java入門サイトを作ったり、本を書いたりしています。どうぞよろしく。